こんにちは!SO.ラボ(ソラボ)です。
現在SO.ラボでは、隔週の土曜日にSDGs実践プロジェクトの一環として、環境・教育・人権・多様性などをテーマにした上映会を行っております。
先日、10月25日(土)に上映会を開催しましたので、上映作品の概要と参加者のみなさまの感想を報告させていただきます!
今回の上映作品「1日1ドルで生活」

原題:Living on One Dollar
製作年:2013年
製作国: アメリカ
時間:56分
監督:クリス・テンプル、ザック・イングラシー、シーン・レオナルド
~作品概要~※以下cinemoHPより抜粋
もしあなたが極度の貧困地域に生まれ育ったとしたら、あなたはどのように闘うだろうか?映画『1日1ドルで生活』は、この問いへの答えを探すべく、アメリカから4人の若者たちが中米グアテマラの田舎の貧困地域に赴き、実際に1日1ドルで生活し、貧困から抜け出す方法を探る実践ドキュメンタリーだ。グアテマラの田舎に到着した4人は、56日間を所持金56ドルでどう生き抜き、貧困状態から抜け出だせるのか、その方法を探っていく。
予測不能な世界に生きていることを想定し、毎日均等に1ドルが使えるのではなく、くじ引きでその日使える金額が決まる仕掛けを作り、実践の日々が始まっていく。彼らは、節約の他、現金を生み出すためのビジネスアイデアも実践する。しかし現実は厳しく、空腹や腹痛に苦しみながら、厳しい現実に直面することになる。それでも、20歳の女性ローサや12歳の男の子チノの優しさと強さに触れ、効果的な方法を粘り強く探していく。ザックやクリス達は、果たして「世界は変えられる」と思わせるような結果を出せるのだろうか。
~該当するSDGs目標~

今回の作品は、1番・10番・16番・17番と
計4項目の達成目標に関する内容でした。
上映作品に関する図書の紹介

今回は『こどもSDGs~なぜSDGsが必要なのかがわかる本~』『ぼくは12歳、路上で暮らしはじめたわけ。』『「ない仕事」の作り方』の3冊をおすすめ図書に選出させていただきました。
SO.ラボでは会員様向けに図書の貸し出しを行っております。
会員登録をご希望の方はスタッフまでお声掛けください。
詳細は下記URLにてご参照ください。
https://solavo.jp/member/
上映会の様子

~作品の感想・議論内容~
・日本人である私たちは恵まれた生活をしているという事を改めて実感した。
・夢をもてることのありがたさを実感した。
・やりたいことや夢、知恵があっても貧困が障壁となり、それらを実行しようとすることさえできないことで、貧困格差はどんどん広がっている現状がわかった。
・疑似体験しているような描写が多く、没入感がありわかりやすい内容だった。
・先進国の人間1人が貧困問題を抱える国の人1人を支援できれば助かる世の中なのに、なぜやらないのか疑問に思った。
・教育を受けるためにはお金がかかるというが、本当はどうにかできるのに様々な理由から政府がどうにかしようとしていないだけなのではないか。
・“貧困で困っている人は少ない”というデータがあるが、現在の日本人のように選択肢だらけで“やりたい事を見つけるのに必死”な世の中より、“生きるために必死”な世の中のほうが考えることが少なく楽観的に生きられるのではないか。
・貧困問題を抱えている人たちは豊かではないとは一概にはいえない。助け合って生きていて、心の豊かさを感じた。
貧困の現状、先進国との格差を身をもって体験することで知ろうとする大学生たちの行動力に感心しました。
今回の映画の中で、1日に1人1ドルと少しのお金で生活するご家族が、学生たちを自宅に招き、ごちそうを振る舞う場面がありました。貧しい生活を送る中、年に数回と食べることのできないごちそうを誰かと共有しようとする心の豊かさを目撃し、思わず涙しました。
こういった作品に触れる機会を通じて、自分たちには何ができるか日頃から考えることが大切であると感じました。
余談ですが、個人的には56日間56ドル生活での出来事を56分の作品にまとめている点が粋だなと感じました。
次回上映作品情報

次回は『ザ・テノール 真実の物語』を上映いたします。
~作品概要~
命か、それとも歌か。
声を失くしたテノール歌手が辿った、壮絶な魂の軌跡。
真実の感動がここにある。
「NHKドキュメンタリー」「ニュースウオッチ9」「とくダネ!」「奇跡体験!アンビリバボー」などでも採り上げられ数多くの反響を生んだ“奇跡の実話”待望の映画化。
“アジア史上、最高のテノール”と称されヨーロッパで活躍していたオペラ歌手ベー・チェチョル。彼がまさに頂点を極めようとしていたとき、悲劇は突然訪れた。甲状腺ガンに侵され、手術によって声帯の神経を切断。歌声を失ってしまう。
「もう二度と舞台には立つことは出来ない」歌手として最も過酷な苦難を受ける彼に、彼の声を愛した一人の日本人音楽プロデューサーが手を差し伸べた。音楽で結ばれた 二人の絆が、世界にも例のない奇跡を生み、いま、感動のステージの幕が開く。
~上映会詳細~
○会場 :SO.ラボ2F
○上映日時 :11月22日(土) 開場16:00/開演16:30
※上映会終了後、座談会もございます (参加自由)
○料金 :800円 (学生無料)
○ご予約方法:電話、メール、DM、Googleフォームにて受付しております。
GoogleフォームURL:https://forms.gle/u2iAFAc6b9mvmY6u9
当日のお申込みも大歓迎です!
次回の上映もお楽しみに!