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[映画レビュー]SDGs 実践プロジェクト|医学生 ガザへ行く 2024.9.28

先日9/28(土)に上映会を開催しましたので、参加者のみなさまの感想を報告させていただきます!

以下cinemoHPより抜粋

【医学生 ガザへ行く】

救急外科医を目指し欧州から初の留学生としてガザへ
イタリア人医学生のリッカルドは、奨学金を得て留学することを決意した。行き先は紛争地域であるガザ地区。友人たちは彼の安全を心配し、動揺を隠せない。しかし将来は救急外科医になりたいと考え、爆発性弾丸による外傷についての論文を書いている彼にとってのガザ行きは、医師となるための実践経験になる。周囲をフェンスで封鎖された「天井のない監獄」と呼ばれるガザに入るのは容易ではない。イスラエル、パレスチナ自治政府、そしてハマスの3つの異なる当局からの許可を得なければならないからだ。極めて複雑なプロセスを経て、欧州から初の留学生としてガザ・イスラム大学に到着すると、学長に歓迎され、ガザ内外のメディアから次々とインタビューを受けることになる。

緊迫する医療現場で医師となる決意を固めていく
多くの期待と注目集める彼はプレッシャーを感じ始める。救急医療の現場に入り、本当に外科医に向いているのかと自らに問うなど、不安やストレスに潰されそうになる。悩むリッカルドを救ったのは、同じく医師を目指す医大生サアディなどのパレスチナ人の若者たちだった。やがて片言のアラビア語を話す彼は現地で人気者となり、徐々に自分の居場所を見つけていく。しかし、イスラエルとの紛争が再燃すると、リッカルドは難しい選択を迫られる。安全のためガザを一時的に離れた彼は、ガザを出られない友人達に心配を募らせる。しばらくしてガザに戻り、無事だった仲間との再会を喜び、絆を深めていく。そしてすぐに、緊迫する救急医療の現場へと飛び込み、傷ついた人々の治療に当たっていく。至近距離で爆撃を受ける体験をしながらも、彼は救急外科医になる決意を固めていく。

Data:2021年/88分/スペイン

詳しくはこちら

今回も、複合スペースSO.ラボ(ソラボ)の2Fで映画をご覧いただきました。

上映会後の座談会 /
上映会終了後はアウトプットの場としてディスカッションをしています。前半は映画の内容についての感想や感じたことを中心に話し、後半は問題解決に向けての事例紹介や実践に向けての考え方やアイデアなどのフリートークを行います。補完資料としてSO.ラボ(ソラボ)側の資料も一緒にご覧いただきなら、幅広い感想を話し合いました。

ディスカッションに参加された方々の感想紹介 /

・さらに荒れてしまう少し前のガザの様子を見ることができた。けが人の方が運ばれてくる様子はかなり緊迫感があった。若者たちから国際社会に状況を知ってほしいという気持ちが伝わった。イタリア人留学生と現地の学生の意見の違いもありながら、絆が深まっていく様子も見えた。

・国外へ出るためのビザは「プラチナチケット」と若者が言っていたのが印象に残っている。海ではエジプトに囲まれ出られず、産業も起こせず、イスラエル側に抗議に行っては、足を撃たれてしまう。どうしたら解決できるのだろう。

・ガザを出られるだけで、自由と権利を得るという若者たち。ビザもなかなか許可されず、難民申請が通らない、どうやって救うかが課題。

・70年もの長期に生活が制限され、人々の不満が募って緊張状態や小さな衝突も多い、それが日常になっている場所だった。爆弾が近くに落ちてハイテンションになっている状況がとてもリアルにカメラに収められていた。

・ガザのことや映画の情報を入れずに見た。美しい海、人々の日常生活もあり、急に医療のERやカメラを置いて非難するところの緊迫した画角などで、空気感が伝わってくる。日本に住んでいて、全く想像の範囲外の生活を見た。主人公とガザの若者の深いつながりも描かれていて、ぜひいろんな方に見ていただきたい映画だった。

関連書籍もございます!/
上映会に合わせて、SO.ラボの暮らしの図書館ビブ.ラボからも関連書籍をご用意しております。

店内観覧自由、そしてSO.ラボ会員の方はお貸し出しもしております。
上映会関連書籍はこちらからお探し頂けます。

SDGsとは

Sustainable Development Goals(=持続可能な開発目標)とのことですが、簡単に表現すると「2030年の世界のあるべき姿の目標」という感じの理解でよいのではないでしょうか。

SO.ラボは、「より良い未来の暮らし方」について研究をしています。
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