先日8/17(土)に上映会を開催しましたので、参加者のみなさまの感想を報告させていただきます!
以下cinemoHPより抜粋
【リベリアの白い血】
リベリア共和国のゴム農園で働くシスコは過酷な労働の中で家族を養っていた。
仲間たちと共に労働環境の改善に立ち上がるが、状況は変わらない。
そんな時シスコは従兄弟のマーヴィンからニューヨークでの生活のことを聞き、より良い生活のために愛する家族の元を離れ、自由の国アメリカへ単身で渡ることを決意する。
NYのリベリア人コミュニティに身を置き、タクシードライバーとして働き出したシスコ。
移民の現実を目の当たりにしながらも、都会の喧噪や多種多様な人々が住むこの地に少しずつ順応していく。
しかし、元兵士のジェイコブとの予期せぬ再会により、リベリアでの忌々しい過去がシスコに蘇ってくるのだった…。
ベルリン、カンヌが惚れた若手日本人監督と、
制作中に病死した天才カメラマンによる心魂のフィルム!
NYを拠点に活動している監督の福永壮志は、本作が長編デビュー作ながらその手腕が認められ、ベルリン国際映画祭パノラマ部門に招待された。
また『サウルの息子』のネメシュ・ラースロー監督などを輩出した、カンヌ国際映画祭が実施する若手監督育成プログラムに選出され、いま欧米で注目を高めている日本人監督である。
そして撮影の村上涼もまたNYを拠点に世界での活躍を期待された逸材だったが、リベリアでの撮影中にマラリアにかかり、悔しくも33歳という若さでこの世を去った。
Data:2015年/アメリカ/88分/
今回も、複合スペースSO.ラボ(ソラボ)の2Fで映画をご覧いただきました。
上映会後の座談会 /
上映会終了後はアウトプットの場としてディスカッションをしています。前半は映画の内容についての感想や感じたことを中心に話し、後半は問題解決に向けての事例紹介や実践に向けての考え方やアイデアなどのフリートークを行います。補完資料としてSO.ラボ(ソラボ)側の資料も一緒にご覧いただきなら、幅広い感想を話し合いました。
ディスカッションに参加された方々の感想紹介 /
・出口のないような移民の生活をドキュメンタリータッチで描いた映画だった。
・難民を取り上げた映画も多いが、移民について詳しく知ることができた。
・演出の意味を見た人が感じ取るような映画だった。
・個人が断片的な情報しか取得できない社会の状況にいると活路が見出しにくい。
◆日本人監督によるアフリカのリベリアとアメリカのNYを舞台に移民を描いた物語。主人公は自身もゴム農園で働いた経験のあるリベリア人の俳優が演じており、映画の没入感とドキュメンタリーを併せもつ映画だと感じました。原題は「Out of My Hand」。ぜひ機会がありましたらご覧ください。
関連書籍もございます!/
上映会に合わせて、SO.ラボの暮らしの図書館ビブ.ラボからも関連書籍をご用意しております。
店内観覧自由、そしてSO.ラボ会員の方はお貸し出しもしております。
上映会関連書籍はこちらからお探し頂けます。
SDGsとは
Sustainable Development Goals(=持続可能な開発目標)とのことですが、簡単に表現すると「2030年の世界のあるべき姿の目標」という感じの理解でよいのではないでしょうか。
SO.ラボは、「より良い未来の暮らし方」について研究をしています。
より良い暮らしを実現するには「少数の意識の高い人たちの大きな行動よりも、より多くの人の理解と小さな一歩」が大切です。そのためにもSDGsを自分ごとにとらえ、日常生活の中でSDGsを少しでも意識できるようになると嬉しいです。