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BLOG SO.ラボお知らせ上映会

[映画レビュー]SDGs 実践プロジェクト|幸せの経済学 2025.1.25

先日1/25(土)に上映会を開催しましたので、参加者のみなさまの感想を報告させていただきます!

以下cinemoHPより抜粋

【幸せの経済学】

映画『幸せの経済学』

あなたは、「豊かさ」をどんなものさしではかりますか?
お金を持っていることでしょうか。便利で、快適な暮らしを送ることでしょうか。

今まで世界では国の豊かさを測る指標として「GNP(国民総生産)」や「GDP(国内総生産)」などが使用され、どれだけ経済成長したかということが「豊かな国」と定義だと信じられてきました。この考え方はグローバリゼーションの波に乗って世界中に広がり、世界の様々な地域に「開発」という名の「消費社会」が流れ込みました。結果、便利で快適に生活できるなどの正の側面がある反面、負の側面ではコミュニティの伝統的な暮らしが崩壊し、かつてはそこにはなかったはずの「新たな貧困」が生まれるようになったことも事実です。本当の豊かさとはなにか?それを、今こそ考える時ではないでしょうか。

原題:The Economics of Happiness
プロデューサー:ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ(ISECの代表者)
監督:ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ、スティーブン・ゴーリック、ジョン・ページ 製作総指揮
配給:ユナイテッドピープル
2010年/68分
詳しくはこちら

今回も、複合スペースSO.ラボ(ソラボ)の2Fで映画をご覧いただきました。

〈上映会後の座談会〉 
上映会終了後はアウトプットの場としてディスカッションをしています。前半は映画の内容についての感想や感じたことを中心に話し、後半は問題解決に向けての事例紹介や実践に向けての考え方やアイデアなどのフリートークを行います。補完資料としてSO.ラボ(ソラボ)側の資料も一緒にご覧いただきなら、幅広い感想を話し合いました。

〈ディスカッションに参加された方々の感想紹介〉
・非効率な輸送が負のスパイラルに陥っていると感じた。
大企業は自分で良し悪しを判断・選択しきれない子供をターゲットにしがちだと感じるので、大人のサポートも重要だと思う。
暇と退屈についての書籍を最近読んで、無理せず今ある自分を精一杯生きることもよいと思った。
・作品内の学者の価値観がかなり強調された映画構成だと感じた。
日本も色々なローカライゼーションに取り組んできていると思うが、それでも今のグローバリゼーションも常態化している。
それぞれが対極と考える必要まであるかどうか。
幸せを考える面では、子育てにおいて、子への価値観の押し付けになることはやめるよう意識するようになった。
・理念を語る一方で、偏りすぎて環境破壊等を引き起こすこともあるのではないか。
若者の価値基準は不安定な面も多い。
大人から若者へ何を良しとするか色々なものを提示して、その上で自分がどうしたいか考えられる状況を作ってあげることが、大人のすべきことだと考える。
自分自身、色々なことを積み重ねて今の楽しみや知識が広がっていった経験がある。
・一方的ではなく、包括的な視点で見ていくことも必要だと感じた。
物事を自分の頭で考え、常識、良識と自分の幸せのバランスを考えていく。
常に人といることが幸せとは思わないが、一人でも色々な場に属することはおすすめしたい。
自分の中に多様な面があることを自覚することができる。
・日本は個人行動が他国に比べて多く、単独での外食など日本では日常茶飯事なことが、海外では変わった目で見られることもあり価値観がかなり違う。
人と関われる前提だけでなく、個人行動を好む人も取れるコミュニティ作りの方法を広く考える必要がある。
→今回の作品は制作側の主張がはっきりした構成となっていましたが、その分皆さんそれぞれのはっきりとしたご意見や、インターンシップ生も選書等に関わった背景から、若者に向けての考えも多く伺えました。
各自の趣味やおすすめの書籍紹介などを通して幸せ・楽しみの形が共有できた活発な時間となりました。

次回も皆様のご参加をお待ちしております!

〈関連書籍もございます!〉
上映会に合わせて、SO.ラボの暮らしの図書館ビブ.ラボからも関連書籍をご用意しております。

店内観覧自由、そしてSO.ラボ会員の方はお貸し出しもしております。
上映会関連書籍はこちらからお探し頂けます。

SDGsとは

Sustainable Development Goals(=持続可能な開発目標)とのことですが、簡単に表現すると「2030年の世界のあるべき姿の目標」という感じの理解でよいのではないでしょうか。

SO.ラボは、「より良い未来の暮らし方」について研究をしています。
より良い暮らしを実現するには「少数の意識の高い人たちの大きな行動よりも、より多くの人の理解と小さな一歩」が大切です。そのためにもSDGsを自分ごとにとらえ、日常生活の中でSDGsを少しでも意識できるようになると嬉しいです。

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