こんにちは!SO.ラボ(ソラボ)です。
私たち「SO.ラボ SDGs 実践プロジェクト」ではSDGsの17個の目標の中から月ごとにテーマを選択し、そのテーマに関連する映画や企画を通じ、気づき、学びを社会へ実践し自分事として深めていくプロジェクトを実施しております。
先日10/14(土曜日)に恒例の上映会を開催しましたので、上映会の様子や参加者のみなさまの感想を報告させていただきます!
《10月のテーマ:2.飢餓をゼロに》
10月はSDGsの目標「2.飢餓をゼロに」をテーマに深掘りと実践を行い、2023/10/14(土)は「シード~生命の糧~」を上映いたしました。
シード~生命の糧~
20世紀中に種子の94%が消滅 種子の多様性が失われている
私たちの命そのものというべき種は、1万2千年以上もの間、世界中の人々によって大切に受け継がれてきた。しかし、驚くべきことに20世紀中に野菜の種子の実に94%がすでに消滅。気候変動や、世界の種子市場を多国籍企業が独占するようになったことが大きな要因だ。市場には遺伝子組換え作物(GMO)が登場し、多くの国々で農家が種子を保存し翌年蒔くことが禁止されるようになった。結果、古くからの農業の伝統が途絶え、人類史上最も早いペースで種子の多様性が失われているのだ。
原題 SEED: The Untold Story
製作年 2016年
製作国 アメリカ
制作 Collective Eye Films
配給 ユナイテッドピープル時間 94分
cinemoHP参照。詳しくはこちら
今回も、複合スペースSO.ラボ(ソラボ)の2Fでハーマンミラーの椅子に座りながら、ゆったりした空間で映画をご覧いただきました。
上映会後のディスカッション
上映会終了後はアウトプットの場としてディスカッションをしています。前半は映画の内容についての感想や感じたことを中心に話し、後半は問題解決に向けての事例紹介や実践に向けての考え方やアイデアなどのフリートークを行います。補完資料としてSO.ラボ(ソラボ)側の資料も一緒にご覧いただきなら、幅広い感想を話し合いました。
ディスカッションに参加された方々の感想紹介
・戦争のときに種子バンクが狙われることは初めて知って驚いた
・遺伝子操作などの表示義務がない国があることを知らなかった
・種といわれるとピンとこないけど、気付いた時には遅いので、危機感のなさを感じた
・以前は旬のものを食べていたけど、最近は通年食べられることに慣れてしまった
・昔は野菜の中に虫がいることもあったけど、それがない
・無農薬や有機野菜を選ぶようにしており、変わった野菜を見ることから品種が増えているかのように感じていた
上映会後に他の人とディスカッションすることで、自分にはなかった目線の意見がインプットされ、知識や価値観のアップデートに繋がりました。
関連書籍もございます!
上映会に合わせて、SO.ラボの暮らしの図書館ビブ.ラボから関連書籍をご用意しております。店内観覧自由、そしてSO.ラボ会員の方はお貸し出しもしております。
上映会関連書籍はこちらからお探し頂けます。
SO. ラボ × シネマSDGs実践プロジェクトでSDGsを自分ごとに
SO. ラボ × シネマSDGs実践プロジェクトはSDGsに関係するテーマの作品を上映しています。
SDGsとはSustainable Development Goals(=持続可能な開発目標)とのことですが、簡単に表現すると「2030年の世界のあるべき姿の目標」という感じの理解でよいのではないでしょうか。
SO.ラボでは2030年に向けて群馬県高崎市のまちなかで、「よりよい未来の暮らし方」についてさまざまな草の根的な活動をしています。
より良い暮らしを実現するには「少数の意識の高い人たちの大きな行動よりも、より多くの人の理解と小さな一歩」が大切です。そのためにもSDGsを自分ごとにとらえ、日常生活の中でSDGsを少しでも意識できるようになると嬉しいです。