こんにちは!SO.ラボ(ソラボ)です。
SO.ラボ(ソラボ)では、毎月第2、第4土曜日にSDGs、環境、教育、人権、多様性などをテーマにした上映会を行っております。
先週の土曜日に、“SO.ラボ de cinemo SDGs 実践プロジェクト”で恒例の上映会を開催させて頂きました。
SO.ラボ de cinemo SDGs 実践プロジェクト
私たち「SO.ラボ de cinemo SDGs 実践プロジェクト」では、1年間で6個のテーマを選択し、そのテーマに関する映画を通じた気づき、学びを社会へ実践し、自分事として深めていくプロジェクトを実施します。持続可能な社会へ向けて、取り組みを広げて参ります。
本プロジェクトは、4回を1セットとし、4回目の上映会はまとめの会として実践に繋げるアイデアを決定します。1回ずつのご参加も大歓迎です!!
9月10月のテーマ
9月10月のテーマはSDGsのカテゴリー「11.住み続けられるまちづくりを」について深掘りと実践に向けて取り組んでいきます。
2021/9/25(土)は「パワー・トゥ・ザ・ピープル ~グローバルからローカルへ~」を上映いたしました。
”人々にパワーを” これこそ究極の民主化といえるでしょう。
『パワー・トゥ・ザ・ピープル』には、オランダで再生可能エネルギー普及に取り組む活動家や、10年かけてデンマークのサムソ島を100%クリーンエネルギー化を実現し、2008年にTIME誌の「環境ヒーロー」に選出されたソーレン・ハーマンセンの取り組みなどを紹介する、私たちに勇気や力を与えてくれる明るいビジョンに満ち溢れたドキュメンタリーです。
人口4200人のサムソ島は、本土の電力会社を通さずに電力を確保するため、海上風力発電と太陽光による自家発電を取り入れているほか、農業中心の土地柄を利用してバイオマスやバイオ燃料を製造しています。その結果、余剰電力を売って利益を得ることができることになっています。詳しくは公式サイトをご覧ください。
今回も、複合スペースSO.ラボ(ソラボ)の2Fでハーマンミラーの椅子に座りながら鑑賞しました。ディスタンスをとりながら、ゆったりした空間で映画をご覧いただきました。
上映会後もディスカッションをして、内容を深めました
話し合いの項目として前半「映画の内容についての感想や感じたことを中心としたディスカッション」と後半「問題解決に向けての事例紹介や実践に向けての考え方やアイデアなどのディスカッション」に分けてフリートークをしていきます。補完資料としてSO.ラボ(ソラボ)側の資料も一緒にご覧いただきなら、東京スタッフもZOOMで参加し、都会の目線、地方の目線、など幅広い感想を話し合いました。
↓トークディスカッションの当日のアジェンダ↓
↓SO.ラボ(ソラボ)資料の一部抜粋イメージ↓
前半の感想を一部ご紹介します。
・すでに実践されているドキュメンタリーの内容だったので良い勉強になった。
・これからは「説得より、納得を、納得より共感を」的な共感資本主義という思考が良いのではないか。
・官僚主体のトップダウンではなく、市民からの動きというのがとても共感できる。
・エネルギーは有限であると意識することと、意識できるきっかけづくり
・とても良い内容だった!導入コストがどうなっているのかもう少し踏み込んだ情報も知りたいと思った。
全体的には、オランダの市民の協同組合の実践について状況と活動家の声が届く映画だったかと思いました。
またディスカッションには実際にオランダに住んだことのある方の感想として、「オランダにはゲージメントがたくさんあって、何か物を購入したり捨てたりするタイミングで、自分たちが環境に良いことをしているという実感がある、そういう文化になっている」ような意見も出ました。
自分たちの生活の中で、環境に良いことをしているきっかけつくり、実感を創造する工夫がまちの計画としてあるのかなと思いました。
また、中長期的に戦略のロードマップを描いて、皆で共有しながら進めていくことも重要なのではないか?という意見も出ました。
後半は、私たちができることや実際に身近な取り組み、習慣などの意見交換をしました。
また今回は、電気エネルギーの自給自足の建物であるオフグリットハウス「アースシップ」の視察の報告も一緒にトークさせて頂きました。
Earthship(アースシップ)とは
Earthship(アースシップ)とは、アメリカ人建築家マイケル レイノルズ氏によって1970年代から建て続けられてきた、自然エネルギーを利用し、住居の中で食べ物も育てることができる循環型のオフグリッドハウスです。現在までに世界中で3000棟以上が建設されていて、それぞれその土地の風土にあった建物が建てられています。
日本では徳島県美馬市に泊まれるアースシップがEarthship MIMAあります。
SO.ラボ(ソラボ)の代表である林一家で徳島県Earthship MIMAに宿泊し、実際に体験した内容を現場の写真や感想を共有させて頂きました。
実体験した率直な感想として以下のようなコメントがありました。
「エネルギーは有限だということが体験できた。」
「電気がいつ落ちるかわからない状況は、実は面白いなと思った。」
「自宅だったら住めるなと感じた。」
年間を通して平気気温が21℃であるハウスは冷暖房を極力必要とせず、建築自体に空調が一定になるようなさまざまな工夫がされていました。また雨水を何層にも濾過して飲料できる仕組みはアナログではあるが、実際に稼働できているつくりにも驚いたようです。
具体的にはまたアースシップについては別途ブログにまとめ、後日ご紹介できればと思います!
最後に、全体を通じて消費者の意識チェンジが必要なこと、実際に取り組んでいる市民や自治体があることを認知していくことも大切なのかなと感じています。やはり大きな社会問題は地域住民一人一人の意識が大切で、地道に進めていくことが次世代の暮らしを創る近道だと感じます。SO.ラボ(ソラボ)はこれからも、上映会や様々なプロジェクトを通して持続可能な住まい方を模索していきます。
SO. ラボ × シネマSDGs実践プロジェクトでSDGsを自分ごとに
SO. ラボ × シネマSDGs実践プロジェクトはSDGsに関係するテーマの作品を上映しています。
SDGsとはSustainable Development Goals(=持続可能な開発目標)とのことですが、簡単に表現すると「2030年の世界のあるべき姿の目標」という感じの理解でよいのではないでしょうか。
SO.ラボでは2030年に向けて群馬県高崎市のまちなかで、「よりよい未来の暮らし方」についてさまざまな草の根的な活動をしています。
より良い暮らしを実現するには「少数の意識の高い人たちの大きな行動よりも、より多くの人の理解と小さな一歩」が大切です。そのためにもSDGsを自分ごとにとらえ、日常生活の中でSDGsを少しでも意識できるようになると嬉しいです。
次回上映情報
映画『happy -しあわせを探すあなたへ』
日 時: 令和3年10月9日(土)
18:00〜:(上映時間:76分)
会 場: 17:45〜
場 所: 2階SO.ラボ(ソラボ)
群馬県高崎市岩押町5-1 リベルテ高崎
駐車場:敷地内12台ございます(最大20台可能)
料金:500円(+ワンドリンクオーダー)
【2014年1月 NHK Eテレの「幸福学」白熱教室でも紹介された話題作!】
映画『 happy 』は幸せについての映画です。
いや、あなたを幸せにする映画かもしれません。
企業研修でも上映されるなど様々なシーンで上映会が開催されています。
http://www.happyrevolution.net/archives/2209
詳しくはcinemo映画紹介ページをご覧ください。
監督:ロコ・ベリッチ
配給:ユナイテッドピープル
2012年/アメリカ/76分
上映会後にデスカッションを行っております。
より理解を深める場となっていますので、ぜひご参加ください。
関連書籍もございます!
上映会に合わせて、SO.ラボの暮らしの図書館ビブ.ラボから関連書籍をご用意しております。店内観覧自由、そしてSO.ラボ会員の方はお貸し出しもしております。
上映会関連書籍はこちらからご覧頂けます。
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入会資格:どなたでもご入会いただけます。
入会手数料:500円(税込)
期限:無期限
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①会員証発行
②オリジナルロゴステッカー プレゼント
③オリジナルロゴしおり プレゼント
④1階ドードーカフェ通常メニューの
ドリップコーヒーorストレートティー1杯無料(有効期限3ヶ月)
⑤2階『ビブ.ラボ(くらしの図書館)』がご利用いただけます。
※これまでのビブ.ラボの会員様も引き続きご利用いただけます。②と③をお渡ししますので、お申し付けください。
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メール:info@solavo.jp
もちろん、当日のお申込みも大歓迎です。
是非、次回の上映をお楽しみに!
SO.ラボスタッフ一同