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【映画レビュー】 SDGs 実践プロジェクト|ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人

こんにちは!SO.ラボ(ソラボ)です。
SO.ラボ(ソラボ)では、毎月第2、第4土曜日にSDGs、環境、教育、人権、多様性などをテーマにした上映会を行っております。
先週の土曜日に、“SO.ラボ de cinemo SDGs 実践プロジェクト”で恒例の上映会を開催させて頂きました。

 SO.ラボ de cinemo SDGs 実践プロジェクト


私たち「SO.ラボ de cinemo SDGs 実践プロジェクト」では、1年間で6個のテーマを選択し、そのテーマに関する映画を通じた気づき、学びを社会へ実践し、自分事として深めていくプロジェクトを実施します。持続可能な社会へ向けて、取り組みを広げて参ります。
本プロジェクトは、4回を1セットとし、4回目の上映会はまとめの会として実践に繋げるアイデアを決定します。1回ずつのご参加も大歓迎です!!

 9月10月のテーマ

9月10月のテーマはSDGsのカテゴリー「11.住み続けられるまちづくりを」について深掘りと実践に向けて取り組んでいきます。
2021/9/11(土)は「ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人」を上映いたしました。

アートコレクターといえば、誰もが大きなプール付きの家に住む、庶民とは関係のないお金持ちを想像するだろう。しかし、国立美術館にコレクションを寄贈したこの稀代のアートコレクターが、小さなアパートに暮らすごく普通の老夫婦だといったら驚くはず。

『ハーブ&ドロシー』は、実在する現代アートコレクター、ヴォーゲル夫妻を追った感動のドキュメンタリー作品。公務員のふたりがいかにして膨大なコレクションを築いたのか?― その秘密を明らかにしながら、次第に“ほんとうに豊かな人生”のあり方を浮き彫りにしていく。お金儲けのためではなく、ただひたすら二人三脚で好きなモノを集めてきたふたりの姿は、発見する喜びと夫婦愛に満ちている。アートの知識なんてなくても、彼らの人生に触れれば、ほんの少し世界が変わって見えるはずだ。


今回も、複合スペースSO.ラボ(ソラボ)の2Fでハーマンミラーの椅子に座りながら鑑賞しました。ディスタンスをとりながら、ゆったりした空間で映画をご覧いただけます。

 上映会後もディスカッションをして、内容を深めました


話し合いの項目として前半「映画の内容についての感想や感じたことを中心としたディスカッション」と後半「問題解決に向けての事例紹介や実践に向けての考え方やアイデアなどのディスカッション」に分けてフリートークをしていきます。補完資料としてSO.ラボ(ソラボ)側の資料も一緒にご覧いただきなら、東京スタッフもZOOMで参加し、都会の目線、地方の目線、など幅広い感想を話し合いました。

↓トークディスカッションの当日のアジェンダ↓

↓SO.ラボ(ソラボ)資料の一部抜粋イメージ↓

前半の感想を一部ご紹介します。
・ものすごい情熱を感じた!
・鑑識眼(かんしきがん)に恵まれたまたは培ってきた2人はいいものを見続けることによって、さらによい影響をうけるサイクルを生んでいるのでは
・一番印象に残ったのが夫婦の関係!また、直接人に会いに行くことが素晴らしい行動だと思った!
・アートや美術館は不要不急なジャンルにされてしまっているが、コロナ禍の今でこそ、心を育むこと、人と人をつなぐアートは必要なのではないか。
・自分には持っていない価値観があるアーティスト、アート人種を描いた作品なので観れてよかった。

全体的には、人のつながりや心がほっこりする映画だったと感じました。
商業としてアートをコレクションするのではなく、自分の人生のコレクション、次世代のアートに触れる人たちを増やす活動家を描いた物語だと思います。


後半は、私たちができることや実際に身近なアートへの取り組み方、習慣などの意見交換をしました。
なんと、参加者の中に実際にアートピースやポストカードなど、収集され、ご自宅に飾っている方がおり、お部屋の写真をモニターで画面共有しながら解説いただきました。
「子供は自然の生き物で、大人になるにつれて理性ができてしまうから、アートによって自分の理性を刺激することを日常化している」ようなご意見もいただきました。
そのため、収集しているものも「心にグッときたもの」を集めているとのこと。まさに、現代のハーブ&ドロシーだと感じました。

より多くの人が、美術館やギャラリーを身近に感じるようになるためには、入場料の問題や習慣も考えていかなくてはいけないと感じました。
群馬県高崎市は駅の近くに、高崎市美術館(新しいページで開きます)高崎市タワー美術館(新しいページで開きます)、現代アートを扱うアートギャラリーのrin art association(新しいページで開きます)など、比較的作家や作品に触れる環境が整っている都市だと思うので、気になる企画展などあればお気軽にお出かけできる環境かと思います。

また、コレクションという欲求で街を散策しながら色々なお店やギャラリーなどを渡り歩くことが、その人の街の記憶となり、街のブランドイメージにもつながることから、
同じような消耗品をただ買う倉庫として利用するお店ではなく、何度も通えるお店やギャラリーが多い、人の顔があある街であることも消費者として楽しく、住み続けられるまちづくりにもなっていくのでしょうか。

 SO. ラボ × シネマSDGs実践プロジェクトでSDGsを自分ごとに


SO. ラボ × シネマSDGs実践プロジェクトはSDGsに関係するテーマの作品を上映しています。
SDGsとはSustainable Development Goals(=持続可能な開発目標)とのことですが、簡単に表現すると「2030年の世界のあるべき姿の目標」という感じの理解でよいのではないでしょうか。
SO.ラボでは2030年に向けて群馬県高崎市のまちなかで、「よりよい未来の暮らし方」についてさまざまな草の根的な活動をしています。
より良い暮らしを実現するには「少数の意識の高い人たちの大きな行動よりも、より多くの人の理解と小さな一歩」が大切です。そのためにもSDGsを自分ごとにとらえ、日常生活の中でSDGsを少しでも意識できるようになると嬉しいです。

 次回上映情報

映画『パワー・トゥ・ザ・ピープル ~グローバルからローカルへ~』

日 時: 令和3年9月25日(土)
17:00〜:(上映時間:49分)
会 場: 16:45〜
※通常は18:00〜開場ですが、緊急事態宣言期間中は1時間早めてスタートいたします。
場 所: 2階SO.ラボ(ソラボ)
群馬県高崎市岩押町5-1 リベルテ高崎
駐車場:敷地内12台ございます(最大20台可能)
料金:500円(+ワンドリンクオーダー)

”人々にパワーを” これこそ究極の民主化といえるでしょう。
『パワー・トゥ・ザ・ピープル』には、オランダで再生可能エネルギー普及に取り組む活動家や、10年かけてデンマークのサムソ島を100%クリーンエネルギー化を実現し、2008年にTIME誌の「環境ヒーロー」に選出されたソーレン・ハーマンセンの取り組みなどを紹介する、私たちに勇気や力を与えてくれる明るいビジョンに満ち溢れたドキュメンタリーです。

人口4200人のサムソ島は、本土の電力会社を通さずに電力を確保するため、海上風力発電と太陽光による自家発電を取り入れているほか、農業中心の土地柄を利用してバイオマスやバイオ燃料を製造しています。その結果、余剰電力を売って利益を得ることができることになっています。

詳しくは公式サイトをご覧ください。

監督:サビーヌ・ルッベ・バッカー
配給:オランダ
2012年/日本/49分

上映会後にデスカッションを行っております。
より理解を深める場となっていますので、ぜひご参加ください。

 関連書籍もございます!

上映会に合わせて、SO.ラボの暮らしの図書館ビブ.ラボから関連書籍をご用意しております。店内観覧自由、そしてSO.ラボ会員の方はお貸し出しもしております。
上映会関連書籍はこちらからご覧頂けます。

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入会資格:どなたでもご入会いただけます。
入会手数料:500円(税込)
期限:無期限

【入会特典】
①会員証発行
②オリジナルロゴステッカー プレゼント
③オリジナルロゴしおり プレゼント
④1階ドードーカフェ通常メニューの
ドリップコーヒーorストレートティー1杯無料(有効期限3ヶ月)
⑤2階『ビブ.ラボ(くらしの図書館)』がご利用いただけます。
※これまでのビブ.ラボの会員様も引き続きご利用いただけます。②と③をお渡ししますので、お申し付けください。
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Tel:027-386-9945
メール:info@solavo.jp
もちろん、当日のお申込みも大歓迎です。
是非、次回の上映をお楽しみに!

SO.ラボスタッフ一同

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