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BLOG SO.ラボイベントお知らせ上映会

【上映会レビュー】プラスチックの海

こんにちは!SO.ラボ(ソラボ)です。
SO.ラボ(ソラボ)では、毎月第2、第4土曜日にSDGs、環境、教育、人権、多様性などをテーマにした上映会を行っております。
先週の土曜日に、“シネマSDGs実践プロジェクト”で恒例の上映会を開催させて頂きました。

 シネマSDGs実践プロジェクト


私たち「シネマSDGs実践プロジェクト」では、1年間で6個のテーマを選択し、そのテーマに関する映画を通じた気づき、学びを社会へ実践し、自分事として深めていくプロジェクトを実施します。持続可能な社会へ向けて、取り組みを広げて参ります。
本プロジェクトは、4回を1セットとし、4回目の上映会はまとめの会として実践に繋げるアイデアを決定します。1回ずつのご参加も大歓迎です!!

 7月8月のテーマ

7月8月のテーマはSDGsのカテゴリー「14.海の豊かさ守ろう」「15.陸の豊かさを守ろう」について深掘りと実践に向けて取り組んでいきます。
2021/7/10(土)は「プラスチックの海」を上映いたしました。

多くの科学者や識者が警鐘を鳴らす、海洋プラスチック問題。年間800万トンものプラスチックが海に捨てられているという。その大半は海底に沈み、海面や海中を漂うプラスチックも永久に分解されず、マイクロプラスチックとなって食物連鎖の一部になっていく。プラスチックゴミによる海洋汚染の実態とは?そしてプラスチックが海に、プランクトンに、クジラに、海鳥に、人体に及ぼす影響とはー?デイビッド・アッテンボロー、シルビア・アール、タニヤ・ストリーター、バラク・オバマ他が出演。海と共に生きる全人類必見のドキュメンタリー。


今回は複合スペースSO.LAVO(ソラボ)の2Fでハーマンミラーの椅子に座りながら鑑賞しました。ディスタンスをとりながら、ゆったりした空間で映画をご覧いただけます。

 上映会後もディスカッションをして、内容を深めました

上映後は美味しいドリンクと軽食で実践プロジェクトについて話し合いました。
話し合いの項目として前半「映画の内容についての感想や感じたことを中心としたディスカッション」と後半「問題解決に向けての事例紹介や実践に向けての考え方やアイデアなどのディスカッション」に分けてフリートークをしていきます。補完資料としてSO.LAVO(ソラボ)側の資料も一緒にご覧いただきなら、東京スタッフもZOOMで参加し、都会の目線、地方の目線、など幅広い感想を話し合いました。
↓トークディスカッションの当日のアジェンダ↓

↓SO.LAVO(ソラボ)資料の一部抜粋イメージ↓

前半の感想を一部ご紹介します。
・海洋プラスチック問題の認知は海外に比べて日本は遅れている、問題になっているのはなんとなく知っているが今日は作品をみてとても実感できた。
・生活を見直すとプラスチックに囲まれて生活していると感じた、衝撃を受けた
・明日からどうしようかなと感じた
・消費者の責任のある消費が求められるのでは
・世界レベル国レベルで支援できる仕組みが必要なのでは

全体的に世界で現在進行形で起こっている環境問題への実感と世界の動きと日本の自己認識のギャップが感じられた印象が多く、とりわけ世界でも清潔な都市ジャパンとして私たちが目に見える場所は清潔かもしれないが、私たちが日々消費している大量のプラスチックゴミが中国を中心にアジアを介して世界中の海へ間接的に廃棄している事実を感じられた内容となりました。

後半は実践にむけたディスカッションです。
前半の感想から、些細なことでも身近なところから問題解決に向けたより良い取り組みや心構えなど一歩踏み出すきっかけとなる話し合いをしました。

消費者目線で考えた場合は、「プラスチック製品を極力選ばない」リデュース(使用の削減)的な取り組みへ言及が多かったです。
マイボトル、マイバックを常に携帯することからいつもリデュースについて意識をもつことになるのではないか、さらにプラスチック容器での食事についても、一手間かかるがお気に入りの器に移し替えて温めて食べることでプラスチックを体内に取り込まない工夫も必要なのではなどの意見もありました。
このように消費者意識が変わることで企業も消費者目線の商品開発や販売戦略も変わる、そして世界が変わっていくのではないでしょうか。
そのためにも消費者の理解や考え方について啓蒙することはもちろん大切ですが、映画鑑賞の次のステップとして、海洋プラスチック問題についてどこかの場所や人にあって話を聞いてみるなど現場をもっと知ることも実践プロジェクトの一歩となるのではないでしょうか。

また、将来は今の子供たちが必ず大人になって、その大人が意思決定ができる世界になることは確実にわかっていることです。(その時代には私たち大人はもう世の中にはいないでしょう、、、)
ということは、今の子供たちが変われば世界は変わっていくのでは?という意見もありました。

バリ島での若い変革者のキャンペーンの事例の話もありました。
バイバイ・プラスチックバックキャンペーン(新規ページで開きます)

テラサイクルの容器再利用事業Loop(ループ)への賛同の話もありました。
Loop(ループ)のニュース(新規ページで開きます)

今回の実践プロジェクトという視点からSDGsをテーマした映画を観覧することで、「私たちが今から何かできることはないのかなぁ」のような普段とは少し違う視点を頭の片隅に置きながら、映画をみることができたと感じています。残りは同じカテゴリーの作品は3回ありますので、引き続き「実践」をキーワードに上映会に取り組んでいきます。

 SO. ラボ × シネマSDGs実践プロジェクトでSDGsを自分ごとに


SO. ラボ × シネマSDGs実践プロジェクトはSDGsに関係するテーマの作品を上映しています。
SDGsとはSustainable Development Goals(=持続可能な開発目標)とのことですが、簡単に表現すると「2030年の世界のあるべき姿の目標」という感じの理解でよいのではないでしょうか。
SO.ラボでは2030年に向けて群馬県高崎市のまちなかで、「よりよい未来の暮らし方」についてさまざまな草の根的な活動をしています。
より良い暮らしを実現するには「少数の意識の高い人たちの大きな行動よりも、より多くの人の理解と小さな一歩」が大切です。そのためにもSDGsを自分ごとにとらえ、日常生活の中でSDGsを少しでも意識できるようになると嬉しいです。

 次回上映情報

映画『シード~生命の糧~』

日 時: 令和3年月7日24(土)
18:00〜:(上映時間:94分)
会 場: 17:45〜
場 所: 1階SO.ラボ(ソラボ)ラウンジ
群馬県高崎市岩押町5-1 リベルテ高崎
駐車場:敷地内12台ございます(最大20台可能)
料金:500円(+ワンドリンクオーダー)

上映会後にデスカッションを行っております。
より理解を深める場となっていますので、ぜひご参加ください。

ご予約方法|電話、メールで受付しております。
Tel:027-386-9945
メール:info@solavo.jp
もちろん、当日のお申込みも大歓迎です。
是非、次回の上映をお楽しみに!

SO.ラボスタッフ一同

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