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【上映会レビュー】ELEMENTAL 生命の源~自然とともに~

こんにちは!SO.ラボ(ソラボ)です。
SO.ラボ(ソラボ)では、毎週土曜日にSDGs、環境、教育、人権、多様性などをテーマにした上映会を行っております。
先週の土曜日に、“SO. ラボ × cinemo(ソラボ デ シネモ)”で恒例の上映会を開催させていただきました。

2021/6/19(土)は「ELEMENTAL 生命の源~自然とともに~」を上映いたしました。

 今回の映画は『ELEMENTAL 生命の源~自然とともに~』

3 つの物語、3 つの大陸、目的はひとつ、社会変革。
『エレメンタル』は私たちが生きている時代で最も過酷な環境課題に対峙し解決のために奮闘する、「水のガンジー」「ウォーターマン」と讃えられる著名な活動家のラジェンドラ・シンなど自然と強い絆を持つ3 人の活動を追ったドキュメンタリーです。

①インドでのガンジス川の問題、
②カナダ北部での反オイルサンド問題
③オーストラリア環境問題解決のための革新的な機械の発明
世界中で環境破壊が進む今、3 つの異なる大陸で、しかし確固とした決意で自然保護のために奮闘する3人のストーリーは、新時代の環境ヒーローの物語について上映し、新たな知見と意見を経て、深堀りしました。

本作品は2012年にアメリカで制作された環境問題に対しての作品です。
今から約10年前に上映された映画ではありますが、持続可能な社会に向けたメッセージ性の強い作品となっています。

 上映会後もディスカッションをして、内容を深めました

今回も19:00-20:00まで1時間、参加者の感想や持論、新たな発見など、さまざまなトークがあり楽しくアウトプットできました。
ガンジス川の汚れの酷さや活動家の熱意など、日本にいながら映像を通して擬似体験できるドキュメンタリーは良い経験になりました。
その中でも、「自然界は繁殖、繁栄に楽観的」であることや、「自然破壊的危機によって新たな革新的な技術やプロダクトの発見がある」など、未来に向けて行動する勇気やパワーをもらえる発言が多かったように感じました。

作品の中で、印象に残った1つのキーワードが「楽観的」という言葉でした。
離れている厳しい現実、苦しい活動を行い続けている人たちが、やはり自然界は悩まず淡々と日常を続けている姿をみて楽観的と大きな学びを得ている点がとても印象に残りました。

また、活動や実行をする際にもリーダーシップのあり方も重要なのでは?という考察もありました。リーダーの発言やビジュアル面など、場合によっては逆効果になってしまう懸念点もあり、今後の活動家の新しいリーダーシップについても考えさせられる作品だったかと思います。

今回は環境問題が中心の映画でしたが、持続可能な社会のためには結局のところ、「経済・企業中心の構造」が問題の根っこにあるのではないでしょうか。

労働者自身が気づかないまま労働場所、会社の選択肢がなく、環境破壊に加担してしまっている現状もあると思います。
これからは、商品、企業、人など、「持続可能性」を一つのキーワードとして暮らしに落とし込んでみると、脱プラスチックや環境を汚さない工夫など、1人1人の気づきが大切になると感じています。
まさに、「1人の100歩より、100人の1歩!」皆が次の世代に向けて、どのように手を結べばよいか、考えさせられる希望が持てる映画でした。

 今回該当するSDGsカテゴリー

6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
17.パートナーシップで目標を達成しよう

 SO. ラボ × cinemo(ソラボ デ シネモ)でSDGsを自分ごとに


SO. ラボ × cinemo(ソラボ デ シネモ)は毎週SDGsに関係するテーマの作品を上映しています。
SDGsとはSustainable Development Goals(=持続可能な開発目標)とのことですが、簡単に表現すると「2030年の世界のあるべき姿の目標」という感じの理解でよいのではないでしょうか。
SO.ラボでは2030年に向けて群馬県高崎市のまちなかで、「よりよい未来の暮らし方」についてさまざまな草の根的な活動をしています。
より良い暮らしを実現するには「少数の意識の高い人たちの大きな行動よりも、より多くの人の理解と小さな一歩」が大切です。そのためにもSDGsを自分ごとにとらえ、日常生活の中でSDGsを少しでも意識できるようになると嬉しいです。

 次回上映情報

2017年の作品。
沖縄では絶滅したと思われていた伝説の生き物、ジュゴン。
このジュゴンが棲む海で、いま何が起きているのか。

沖縄に生息する絶滅危惧種のジュゴンを見ようと訪れた先は辺野古。そこで目の当たりにしたのは、圧倒的な自然の美しさと、それを脅かす米軍基地建設だった。
沖縄でジュゴンを探す旅に出た木佐美有が見た辺野古・大浦湾の自然の豊かさと米軍基地建設に向けた様々な立場の人びとの声。ジュゴンとはどのような生き物なのか。辺野古・大浦湾にはどのような生物が暮らしているのか。基地建設について、自然保護団体、研究者、抗議活動に参加する市民、地元地区の住民は何を思っているのか。そして、私たちは何を守らなくてはいけないのか。沖縄の豊かな自然の中での様々な発見、体験を通してジュゴンが暮らすこの海と共に生きていくことの大切さを考えるドキュメンタリー。

映画『ZAN ~ジュゴンが姿を見せるとき~』
日 時: 令和3年6月26日(土)
17:15〜18:28(上映時間:73分)
会 場: 17:00〜
場 所: 1階SO.ラボ(ソラボ)ラウンジ
料 金: 1,000円(税込)
上映会後にデスカッションを行っております。
より理解を深める場となっていますので、ぜひご参加ください。

ご予約方法|電話、メールで受付しております。
Tel:027-386-9945
メール:info@solavo.jp
もちろん、当日のお申込みも大歓迎です。
是非、次回の上映をお楽しみに!

SO.ラボスタッフ一同

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