こんにちは!SO.ラボ(ソラボ)です。
SO.ラボ(ソラボ)では、毎週土曜日にSDGs、環境、教育、人権、多様性などをテーマにした上映会を行っております。
先週の土曜日に、“SO. ラボ × cinemo(ソラボ デ シネモ)”で恒例の上映会を開催させていただきました。
2021/6/12(土)は「ハーフ」を上映いたしました。
今回の映画は『ハーフ』
~ 日本は多様化している Japan is Changing ~
「ハーフ」の2人の監督西倉めぐみ、高木ララがとらえた日本の姿!
厚生労働省の統計によると、日本の新生児の49人に1人が、日本人と外国人の間に生まれています。
ハーフであるとは、どういうことなのか? 日本人であるという意味は? 一体、それは日本にとって、どういう意味を持つのか?

人々が頻繁に世界中を移動する時代となり、日本でもますます人々の移動が盛んになっています。そして、その日本には、両親のどちらかが外国人という人々が多く存在するようになりました。中には外見的に目立つ人もいれば、全く目立たない人もいます。ドキュメンタリー作品『ハーフ』は、このようなハーフたちの複雑な心境や、現代の日本での多文化的な経験を通して、発見の旅へと導きます。本作品は、5人の「ハーフ」たちがかつて単一民族と言われてきた国において、多文化・多人種であるとは、どういうことなのかを探求する日々を追います。ハーフたちの中には日本しか知らない人たちもいれば、日本での生活は全くの未知の世界という人たちもおり、その二つの異なる世界の狭間で生きている人たちもいます。
厚生労働省の統計によると、日本の新生児の49人に1人が、日本人と外国人の間に生まれています。この新たに浮上したマイノリティについては、文献も十分ではなく、メディアでも深く取りあげられていません。HD長編ドキュメンタリー映画『ハーフ』は、重要な会話の糸口となることを目的としています。

本作品では、日本の多人種・多文化社会での人種、多様性、多文化、国籍やアイデンティティを取りあげます。この探求を通して、次のような質問を投げ掛けようとします;ハーフであるとは、どういうことなのか? 日本人であるという意味は? 一体、それは日本にとって、どういう意味を持つのか?
主人公であるハーフたち自身のナレーションと率直なインタビューに、シネマベリテーの映像を重ねて、ハーフたちの生い立ちや家族の関係、教育、時には彼らの外見が影響する彼らの体験を探ることができます。5人の人生をとうして、ハーフたちが体験する個人的且つ奥深い側面も垣間見ることができます。
上映会後もディスカッションをして、内容を深めました
●自分のルーツを知って、エンディングではポジティブに成長していく様子が見れて、輝いていた物語りだった。8年経った今の現状の気になる。
●「ハーフ」に差別的なイメージない。羨ましいと思う気持ちがある。違う国の親がいていいなと感じている。
日本人は、特に変わっているものに対して意識が向くことが多い。
2つのルーツがあって、個性が尊重されること、強みだったりポジティブな部分なのでは?
●なぜ?「ハーフ」を題材にした映画を製作したのか。日本の多様化、国籍、人種の違い様々ある。その中でも、子どものときに辛い思いや経験をしている子ばかりだった。養護施設で育った子、日本の学校に馴染めずにインターナショナルスクールに行った子など。それでも前向きに、自分の2つのルーツを学ぼうとしたり、同じ境遇の子のために道しるべを作ろうと活動していたり、今後・未来の子供たちのためと話している姿がとても印象的だった。
そして、色々なコミュニティがあることの重要性も知ることができた。
●ガーナ×日本人のハーフの男性は、実際にガーナに学校を建てて、何かできることがないかと考えて行動できていることは、本当にすごいことだと思った。
この先、どのようになっていくのか?答えが出なかったが、オリジナリティ・独自性・アイデンティティなど言葉の意味も考えるきっかけとなった。
「多様性」重要なキーワードになってくる。ディスカッションも発展していけると更に今後に繋がっていくと思う。
●SDGsは多様性が様々なジャンルのキーワードだと思います。
その中でも映画「ハーフ」での国籍、人種、文化の違いへの問題定義はエネルギーや貧困問題などと比較しても日本人には、題材にしやすい内容だと感じました。
多様性で様々なバックグラインドの人たちと未来に向けた社会のあり方を協議する目的のためにも、私たちが、今できることは自分のルーツや他社のルーツを理解すること、ハーフの人が隣にいれば仲良くするなど、自ら学ぶことも必要だと実感する映画だったと思います。
学校の授業で使われているところもあるらしいので、たくさんの日本人に見てもらい、多様性について、自分のルーツについて考えるきっかけとなると嬉しいと思いました。

今回該当するSDGsカテゴリー
●10.人や国の不平等をなくそう
●16.平和と公正をすべての人に
SO. ラボ × cinemo(ソラボ デ シネモ)でSDGsを自分ごとに

SO. ラボ × cinemo(ソラボ デ シネモ)は毎週SDGsに関係するテーマの作品を上映しています。
SDGsとはSustainable Development Goals(=持続可能な開発目標)とのことですが、簡単に表現すると「2030年の世界のあるべき姿の目標」という感じの理解でよいのではないでしょうか。
SO.ラボでは2030年に向けて群馬県高崎市のまちなかで、「よりよい未来の暮らし方」についてさまざまな草の根的な活動をしています。
より良い暮らしを実現するには「少数の意識の高い人たちの大きな行動よりも、より多くの人の理解と小さな一歩」が大切です。そのためにもSDGsを自分ごとにとらえ、日常生活の中でSDGsを少しでも意識できるようになると嬉しいです。
次回上映情報
3 つの物語、3 つの大陸、目的はひとつ、社会変革。
『エレメンタル』は私たちが生きている時代で最も過酷な環境課題に対峙し解決のために奮闘する、「水のガンジー」「ウォーターマン」と讃えられる著名な活動家のラジェンドラ・シンなど自然と強い絆を持つ3 人の活動を追ったドキュメンタリーである。

映画『ELEMENTAL 生命の源~自然とともに~』
日 時: 令和3年6月19日(土)
17:15〜19:01(上映時間:106分)
会 場: 17:00〜
場 所: 1階SO.ラボ(ソラボ)ラウンジ
料 金: 1000円(税込)
上映会後にデスカッションを行っております。
より理解を深める場となっていますので、ぜひご参加ください。
ご予約方法|電話、メールで受付しております。
Tel:027-386-9945
メール:info@solavo.jp
もちろん、当日のお申込みも大歓迎です。
是非、次回の上映をお楽しみに!
SO.ラボスタッフ一同