こんにちは!SO.ラボ(ソラボ)です。
SO.ラボ(ソラボ)では、高崎駅東口のカフェスペースで毎週土曜日にSDGs、環境、教育、人権、多様性などをテーマにした上映会を行っております。
先週の土曜日に、“SO. ラボ × cinemo(ソラボ デ シネモ)”で恒例の上映会を開催させて頂きました。
2021/4/10(土)は「アリ地獄のような街」を上映いたしました。
今回の映画は『アリ地獄のような街』
大都市ダッカの闇。子どもがアリ地獄に飲み込まれていくリアルストーリー。
【ストリートチルドレンの保護活動】
バングラデシュでストリートチルドレンの保護活動を行うNGO、エクマットラが4年間温め続けてきた映画「アリ地獄のような街」(バングラデシュでの題名:Je Shohor Chorabali)が完成しました。
エクマットラでは青空教室やシェルターホーム、ハルアガットのセンターなど子どもたちに対する活動を行っています。
そしてエクマットラの活動のもう一つの大きな柱がバングラデシュの一般市民に対する啓発活動です。
いくら子どもたちがチャンスをつかんでも、それを取り巻く環境、大人達が変わらなければその子どもたちの変化は十分に生かしきれないとエクマットラは考えています。気が遠くなるような格差が存在するバングラデシュにおいて、その格差は経済的なものだけでなく、実は意識的な部分が大きく、バングラデシュの一般市民自身に啓発活動を行い、自分たちの足元を見直すきっかけをつくることは、子どもたちに対する活動を行う上で必要不可欠なのです。
今現在、多くのバングラデシュ国民は自国の問題を自分自身の問題として考えていないのが現実であり、そのためにこれまで活動紹介や国内諸問題を取り扱った映像をいくつか制作し、それを媒介として一般市民にバングラデシュに存在する問題は自国の、自分たちの問題という意識を持ってもらうべく活動を行ってきましたが、その集大成ともいえるのがこの「アリ地獄のような街」なのです。
上映会後もディスカッションをして、内容を深めました
上映会は、世界のストリートチルドレンや飢餓について、SO.ラボ資料をみながら話しました。
実際には日本人としては「自分ごととして考えることはなかなか実感がわかない問題」「問題解決について何をしていいか難しい」「日本は改めて恵まれた国だと感じる」など、問題定義や解決について、すぐ行動できることの正解はないような意見もありました。
また、このような世界で起こっている大きな問題は、まず知ること、次に人に話して広げていくことだと感じました。
今回の映画は、SDGsの17のカテゴリのうち、以下3つのカテゴリーに該当した内容となっています。
1.貧困をなくそう
あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
2.飢餓をゼロ
飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
10.人や国の不平等をなくそう
国内および国家間の格差を是正する
SO. ラボ × cinemo(ソラボ デ シネモ)でSDGsを自分ごとに
SO. ラボ × cinemo(ソラボ デ シネモ)は毎週SDGsに関係するテーマの作品を上映しています。
SDGsとはSustainable Development Goals(=持続可能な開発目標)とのことですが、簡単に表現すると「2030年の世界のあるべき姿の目標」という感じの理解でよいのではないでしょうか。
SO.ラボでは2030年に向けて群馬県高崎市のまちなかで、「よりよい未来の暮らし方」についてさまざまな草の根的な活動をしています。
より良い暮らしを実現するには「少数の意識の高い人たちの大きな行動よりも、より多くの人の理解と小さな一歩」が大切です。そのためにもSDGsを自分ごとにとらえ、日常生活の中でSDGsを少しでも意識できるようになると嬉しいです。
次回上映情報
今週末の上映会はロバート・レッドフォードとパタゴニア創立者イヴォン・シュイナード製作総指揮によるアメリカの公有地のための闘いを追ったドキュメンタリーです。
映画『パブリック・トラスト』
日 時: 令和3年4月17日(土)
14:15〜15:50(上映時間:95分)
会 場: 14:00〜
場 所: 1階ラボ.ラウンジ
料 金: 1,000円(税込)
ご予約方法|電話、メールで受付しております。
Tel:027-386-9945
メール:info@solavo.jp
もちろん、当日のお申込みも大歓迎です。
是非、次回の上映をお楽しみに!
SO.ラボスタッフ一同