こんにちは!SO.ラボ(ソラボ)です。
SO.ラボ(ソラボ)では、毎週土曜日にSDGs、環境、教育、人権、多様性などをテーマにした上映会を行っております。
先週の土曜日に、“SO. ラボ × cinemo(ソラボ デ シネモ)”で恒例の上映会を開催させて頂きました。
今回は3名のご参加があり、とても貴重な時間を過ごすことができました!
DAMNATION ダムネーション -役立たずのダムを取り壊せ-
すべては川の自由のために。常識を覆した挑戦者たちのドキュメンタリー。
破壊すべきダムがある限り”ダムバスター”は挑戦し続ける
アメリカ全土につくられた何万基ものダム。それらの多くは、川を変貌させ、魚を絶滅させ、それにもかかわらず期待される発電・灌漑・洪水防止のいずれにおいても低い価値しか提供していない。
むしろダムの維持には高い経済的負荷がかかっている。そんな負の面ばかりのダムを「撤去」する選択が、アメリカでは現実になってきた。
だが、「ダム撤去」が当たり前に語られるようになるまでには、「クレイジー」と言われながらも川の自由を求めつづけてきた人びとの挑戦があった。
彼らのエネルギーにより「爆破」が起こるドキュメンタリー。地球の血管にも例えられる川。
ダムが川に及ぼす影響は、私たち生き物すべてに影響する。ダムが撤去された時、川は解放され、みずから元の姿に回復していく。
本作品が映し出す川の生命力と美しさは、人間も自然の一部なのだということを改めて気づかせてくれる。
そして、技術により自然を征服してきた過去と決別し、新しい未来をつくりだす希望の光を見せてくれる。
アメリカにおいて「ダムを建設し増やしていくこと」が主流だった50年前から、
「ダムを撤去する」という選択肢へと移り変わってきた現代までを、川の自由を求め続けてきた、さまざまな活動家に光を当てて追いかけています。
製作責任者はパタゴニア創業者のイヴォン・シュイナード。
共同プロデューサーは生態学者で水中写真家のマット・シュテッカー。
-アメリカのダム事情-
米国ダム目録によれば、堤高6ft(約1.8m)以上のダムは約77,400箇所あり、貯水容量は全体で6,000億m3を超えています。
施設数の目的別割合は、レクリエーション31%、消防・養殖17%、治水15%、灌漑14%、水道用水等10%、発電3%などとなっています。
日本には現在、2,700余りのダム(原則として堤高15m以上のもの)があるが、その総貯水容量は200億m3を超える程度で、フーバーダム1基にも満たない。
アメリカのダムの整備水準は日本に比べ格段に高くなっています。
上映会の後は意見交換をして理解を深めました
未来に向けてどんな世界を残していくのか。老朽化が進み負の遺産になるダムを作りづづけるべきなのか。など、様々な意見がありました。
本来の自然の摂理に合わせたまま過ごして行ければ一番いいですが、温暖化が進んだり自然災害が起こると…ダムの必要性に関して考えさせられる内容となりました。
自分たちに何ができるのか、日々の積み重ねがどれだけ大切なのか、自然との共存に取り組めることがあるかなど再認識することができました。
SO. ラボ × cinemo(ソラボ デ シネモ)でSDGsを自分ごとに
SO. ラボ × cinemo(ソラボ デ シネモ)は毎週SDGsに関係するテーマの作品を上映しています。
SDGsとはSustainable Development Goals(=持続可能な開発目標)とのことですが、簡単に表現すると「2030年の世界のあるべき姿の目標」という感じの理解でよいのではないでしょうか。
SO.ラボでは2030年に向けて群馬県高崎市のまちなかで、「よりよい未来の暮らし方」についてさまざまな草の根的な活動をしています。
より良い暮らしを実現するには「少数の意識の高い人たちの大きな行動よりも、より多くの人の理解と小さな一歩」が大切です。そのためにもSDGsを自分ごとにとらえ、日常生活の中でSDGsを少しでも意識できるようになると嬉しいです。
次回上映情報
映画『グリーン・ライ〜エコの嘘〜』
日 時: 令和2年11月7日(土)
14:15〜15:57(上映時間:97分)
会 場: 14:00〜
場 所: 1階ラボ.ラウンジ
料 金: 1000円(税込)
公式サイト
ご予約方法|電話、メール、DMで受付しております。
Mail info@solavo.jp
もちろん、当日のお申込みも大歓迎です。
是非、次回の上映をお楽しみに!
SO.ラボスタッフ一同